2022年 映画「キングスマン・ファーストエージェント」
コロナ禍で1年上映延期していた、キングスマンシリーズの第3作目。スターウォーズシリーズの様に、2作目の前「キングスマン」という秘密組織が出来るまでのお話となる。
今回は第一次世界大戦の引き金となる「サラエボ事件」から史実とフィクションが絡み合ったストーリー。当時の各国の勢力地図など分かるとより面白くなる。
前作は破天荒なコミカルさがあったが、今回はトーンとしてはおとなしめ。何ヶ所か意外にも、じわっくる場面などある。
でもでも、CG満載のアクションシーンも満載。
主演のレイフ・ファインズ=ハリー・ポッターのボルディモード役とは思えないほど、無敵すぎる!
特筆すべきは、怪僧ラスポーチン役のリス・エヴァンス。
コサックダンスもどきの立ち回りが笑える。すごく気味の悪い人物なのだが、「ノッティングヒルの恋人」のヒュー・グランドのおどけた同居人役だったそう。
ラストシーンでは、前2作を見ていた人は思わずニヤリとさせられる。
オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingsman_fa
2020年 映画「ストーリ ーオブマイライフ/わたしの若草物語」
新コロナウィルスの自粛が続いて、やっと解除され3ヶ月ぶりの映画館へ。一人どっぷりと「若草物語」の世界に浸る。
思い切りケンカをして怒り、悲しいことで大泣きし、大笑いする姉妹たちが眩しい。そんな映画の主人公たちを見て、知らない間に涙がじわり。
とにかく、次女のジョーと三女のメグがいい。
この2人の葛藤は1人の女性の表裏のよう。
仕事も愛も同時に手に入れられたらいいのに・・と思う。
アメリカ南北戦争の時代、無理とは分かりながらつらい。
ジョーが「若草物語=Little Women」の原稿を必死に書いて
床に並べているシーンはモノを作る人間としては、胸が熱くなった。
エンディングはユートピアのような雰囲気。
この時代にこれを題材にした収め方なのかも。
あとで調べたら、あっと驚くすごいキャスト。眼福!
オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️
2019年 映画「グリーンブック 」
主演はヴィゴ・モーテンセン。映画「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に出演。助演はマハーシャラ・アリ。映画「ムーンライト」とこの作品で2度アカデミー助演男優賞受賞。
1962年、黒人天才ピアニストとイタリア系用心棒のアメリカ南部への演奏旅行の旅。その時代は、黒人が自由に宿泊や食事や夜間の出歩きが自由に出来なかった時代。タイトルの「GREENBOOK」は黒人の宿泊場所のリスト。
食べるシーンがたくさんあって、とにかく見終わったら、フライドチキンが食べたくなる!
差別に関してはいろいろな見方があると思うけれど、こんな時代があった、とわかりやすく映像で見せるということが大事なのかな。
2014年「キングスマン」2017年「キングスマン:ゴールデンサークル」
出演は「ロケットマン」でエルトン・ジョンを演じたタロン・エガートン「イギリス王のスピーチ」のコリン・ファース、「プラダを着た悪魔」のマーク・ストロングなど。
表向きはイギリスの高級テーラー。裏の顔は世界最強のスパイ機関「キングスマン」。すっごいアクションとブラックなイギリスジョークを交え、とにかく笑える映画。
2017年「キングスマン:ゴールデンサークル」
こちらにはジュリアン・ムーアとエルトン・ジョンが出演(怪演!)
イギリスとアメリカのステレオタイプな対比っぷりがオカシイ。
ちょい役かと思いきや、エルトンずっと出っ放し。
2020年には「キングスマン グレート・ゲーム(原題)」が公開予定!どんな破天荒っぷりが見られるか、楽しみな一作。
2015年「エール」フランス映画
家族4人のうち、1人だけ耳が聞こえ話すことができる主人公。
ある日の音楽の授業でその歌声を見出され、パリの音楽院へ。というのが、ざっとしたあらすじ。
感動の大作でなく、家族がみんな耳が聞こえなくて、話せなくてもコミカル。フランス語は、全く見当もつかないくらいわからないけど、歌声が響き、家族の結びつきがあったかい。
フランス日常生活やティーンエイジャーのファッションついて、日本には何も情報は入ってこないんだなあ、と実感。なんだか、色々と興味がわいて来る。
タイトルの「エール」がもったいないけど、フラットな気持ちで見てもらえたら、気持ちよく心に入っていく映画。
イラストは婦人科に父母と一緒に行き、通訳をする主人公。
その内容が夫婦の夜に関する事について。
あまりのあけすけさに、笑っちゃいます〜。